🧍♂️自分の体を知る5つの動作評価とチェックポイント
はじめに:その「クセ」が肩こりや腰痛など不調の原因かもしれません
腰痛や肩こりがなかなか改善しない。姿勢が悪いと言われるけど、何が問題かよくわからない…。
ストレッチをしても腰痛が取れない、筋トレを頑張っているのに姿勢が良くならない…そんな経験はありませんか?
実は、こうした不調の原因は筋力や柔軟性の「不足」ではなく、体の使い方のエラー(動作のクセ)かもしれません。
そんな体のクセを「見える化」してくれるのが、今回紹介する5つの基本的な動作評価です。
✅ 動作評価とは?
- 体の「動き方」から、可動域や筋力、バランス、連動性などを観察する方法
- スポーツ現場やリハビリでも活用される、信頼性の高いチェック方法
- 1つ1つの筋肉よりも「体全体の使い方のクセ」を発見できる
📷 5つの動作評価 一覧

🧠 評価①:ディープスクワット
動き方: 両足を肩幅に開いて、深くしゃがみ込む動作
チェックできる要素:
- 股関節・膝関節の連動
- 胸郭の柔軟性
- 体幹の安定性
🦵 評価②:シングルレッグスクワット
動き方: 片脚立ちでしゃがみ込み、戻る動作
チェックできる要素:
- 片脚でのバランス能力
- 骨盤と体幹の安定性
- 膝・足首の安定性
- 左右差の有無
🙆 評価③:前屈
動き方: 立った状態で、膝を伸ばしたまま前に倒れる
チェックできる要素:
- ハムストリングスの柔軟性
- 背中〜腰の可動性
- 骨盤の動き(前傾・後傾)
🧍♂️ 評価④:伸展(体を反らす動き)
動き方: 腰に手を当てて上体を反らす
チェックできる要素:
- 胸椎の伸展性
- 股関節前側の柔軟性
- 腰椎の代償動作の有無
🔄 評価⑤:回旋(体をねじる)
動き方: 足を固定して上体だけ左右にねじる
チェックできる要素:
- 胸椎や股関節の回旋可動域
- 骨盤の安定性
- 左右差の確認
👀 評価時の注意点まとめ
⚠️注意:
繰り返しているうちに「意識的に上手くなる」ため、初回の自然な動きで評価しましょう。
- 痛みがある場合は中止する
- 左右差やスムーズさに注目する
- 評価だけで終わらず、改善アプローチへとつなげる意識を
💡豆知識ーどうやって体の動きは決まるのか。
一般的には体の柔らかさ(モビリティ)があればケガをしないし動けるようになると考えられています。そしてパワーや筋力があれば大丈夫だろうと言われています。
しかし、身体を柔らかく動かすのを決めるのは神経系が調整しています。(やかんを触ったら勝手に手が動くのも筋肉ではなく神経が支配してますよね!)
その他にも例えばお化け屋敷など真っ暗な山道を歩くときに、周りを警戒して少し身構える『動き』が勝手に生まれますよね!これも目や体が感じ取った結果として筋肉の柔軟性に関わらず『動き』が勝手に決められるのです!
そのため柔らかさの前に身体がどう感じ取れるかを鍛えることも大切で、体の感覚があまりに低下している場合(デスクワーク+在宅で本当に体を動かしていないなど)にも体の動きのエラーが生まれることもあるんです!
ストレッチなどでも不足している体の感覚を改善できますので安心してください!

🔜 次回予告:前屈から見えるエラーと改善方法
次回は「前屈」の評価から見える体の問題点や、その修正エクササイズについて解説していきます。
✍️まとめ
体の不調は筋肉の硬さや筋力不足だけが原因ではありません。
「動き方のクセ」に気づけるかどうかが、根本改善の鍵です。
まずは5つの評価で、あなたの身体を知るところから始めてみましょう。