なぜ「びーあーとすぺーす上大岡」を立ち上げたのか?
私はどれだけ学んでも、過剰な自信を持たないようにしてきました。小学二年生から野球を高校生まで野球をしており(イチロー選手などテレビで見ていた影響です。)一度は「才能がない」と諦め、周囲の圧力などでやめることができず、続けていた野球人生―そんな私を大きく変えたのは、中学時代に出会った言葉との出会いでした。
その日を境に、私は「心の底からプロを目指す」ようになり、誰よりも努力を重ねました。
それから高校二年生のころ、誰にも負けない練習量で「チームで一番ストイック」と言われた私が、突然ボールをまともに投げられなくなったのです。
長年積み上げてきた、野球に対する自信が一切なくなりました。
そのきっかけは、野球に詳しい接骨院での指導でした。
善意によるアドバイスが(ストレッチ指導)、結果的に私のパフォーマンスを大きく損なっていたのです。
この経験から私は強く思いました。
「根拠が絶対にあるものしか扱いたくない。根拠も確実性もない状態で、人の夢を壊すようなことは、絶対にしたくない」と。
その想いを胸に、大学で学びながらトレーナースクールを卒業。それでも、「ここで学んだ内容だけでは、人の人生を変えるには根拠が足りない」と感じていました。
成果報酬制のジムでアルバイトを始めたときも、確かな根拠が持てるまでは、自分からお客様に声をかけることができませんでした(その点は会社に申し訳なく思っています)。やがて、経済的な余裕ができ、セミナーや業界トップの方の指導を受ける中で、一つの答えにたどり着きました。
科学的に信頼性の高い方法は確かに存在する。しかし、それを「誰にでも、同じように」適用して、必ず同じ効果が出るわけではない。
個別指導とは、科学的根拠と専門家の知識・経験、そしてお客様の価値観・ライフスタイル・環境をもとに、最適なプランを「共に作っていく」ことなのだと気づいたのです。
業界トップのトレーナーの方が言ってくれた言葉があります。
「100人のトレーナーに相談しても、同じプログラムになるとは限らない」。
この言葉に背中を押され、私はこう考えるようになりました。
その後認知行動療法についても学ぶ機会あり、人の行動はその時起きている状況の事実をその人なりの認知があり、そのうえで行動が生まれるという原理から、その人が人生において自分の望む行動(Behavior)をアート(Art)できるように支える施設にしたいと考え、当店を立ち上げました。
私が大切にしていること
「びーあーとすぺーす」は、正論を押しつけない場所です。
お客様の気持ちやライフスタイルをしっかり受け止め、その上で目標に合わせた提案を行います。
もちろん、効果的でないアプローチは行わず、丁寧に対話しながら伴走していきます。
科学だけじゃない。信頼と対話に基づいた二人三脚の指導を大切にしています。